韓国映画「母なる証明」(原題:Mother)

Loco2009-11-20

金曜日はシネスイッチ銀座のレディースDay。
900円で見れるということで、ひとりで朝から銀座に行ってきた。
結構早めに着いたのに、映画館前には列がすでに出来ていて、そのほとんどが50、60代のおば様方。
ほぼ満席の劇場内も、男性は2名くらいしか見なかった。
さてさて映画ですが、評判通りとってもおもしろい映画!

女手ひとつでひとり息子のトジュンを貧しいながらも懸命に育ててきた母親。ある日、親子の住む静かな町で女子高生の惨殺事件が起こる。その事件の第一容疑者としてトジュンが拘束されてしまう。事件解決を急ぐ警察、やる気のない弁護士に業を煮やした母親は……。 『殺人の追憶』『グエムル・漢江の怪物』などで国際的にも評価の高い韓国のポン・ジュノ監督の最新作。殺人事件の容疑者となった純真無垢な息子の無実を信じ、真犯人を追ってたったひとりで奔走する母親の姿をスリリングに描いたヒューマン・ミステリー。元祖韓流四天王のひとりウォンビンの兵役後初にして5年ぶりの復帰作であることも大きな話題に。

最初から最後まで無駄のないシナリオと映像。
映画の途中色々と話の伏線があり、最後に全てが明らかになるまで、ほんとドキドキハラハラです。
しかしこの映画の一番のすごいところは韓国の俳優さんたちが達者だということ!!
母役のキム・ヘジャさん(ユ・ジテ主演の「純情漫画」にも出ていましたねー)はもちろんのこと、アイドルだとばかり思っていたウォンビンがすごいいい演技をしていてびっくり。
知的障害のある息子役で、あの目がなんともいえません。
最後の最後には、本当は障害なんてないのじゃないかと思わせるような正気さを目の奥に表していて、恐ろしかった〜。
底辺に生きる人物たちがたくさん出てきて(しかも美男美女がいない)、やるせなさの残る映画。