「あるスキャンダルの覚え書き」

Loco2007-07-18

        (原題:Notes on a Scandal
監督:リチャード・エア
出演:ジュディ・デンチ
   ケイト・ブランシェット
   ビル・ナイ


近所のお友達と日比谷シャンテへ映画を見てきました。
小栗旬や塚地主演の「キサラギ」と迷ったけど、ジュディ・デンチケイト・ブランシェットの競演は見逃せないと思い、こっちの映画を選んでみた。
2006年度アカデミー賞で主演女優・助演女優賞など4部門にノミネートされたイギリス映画。
も〜〜〜コワイですよ〜〜〜。
何がってこのふたりの演技。
巧い役者ってこういうことを言うんだな・・って心底思いましたもん。
ストーリーはシンプル。
ロンドンの中学校へ美術教師として赴任してきたシーバ(ケイト・ブランシェット)。
かなり年の離れた夫と年頃の生意気な娘、ダウン症の息子を持つ主婦でもある。
教師や生徒から嫌われている厳格で孤独な教師バーバラ(ジュディ・デンチ)は、シーバに興味を持つ。
彼女の一挙一動を観察して日記に書き留めるバーバラ。
ふたりは親交を深めていくが、ある日シーバが15歳の教え子と関係を持ってしまったことを知ったバーバラは、誰にも気付かれずにシーバを支配しようとしていく。


私が一番コワイな・・と思ったシーンは、タバコを手にバスタブに浸かるバーバラのシーン。
年老いた肌。孤独。思索する目。
・・・コワイ。


最初から最後までこのふたりの仕草や目線から目が離せない映画です。


           
          ↑アメリカでのポスター。日本のよりなんかコワイ・・。