おくりびと(※ネタバレあり)

監督:滝田洋二郎
出演:本木雅弘広末涼子山崎努余貴美子
吉行和子笹野高史杉本哲太峰岸徹山田辰夫



言わずと知れたアカデミー賞外国語映画賞受賞の映画。
やっと見ました。家族3人で。
実は先日亡くなったハニ夫の祖父を納棺師に頼みまして、きれいにしてもらってから旅立ちました。
倒れてから亡くなるまでの4ヶ月間お風呂に入れなかったからかわいそうだからって。
映画ではお風呂に入れるシーンはありませんでしたが、亡くなったおじいちゃんは組み立て簡易風呂に入れてもらって、納棺師が石鹸を使って素手できれいにこすって洗ってくれ、シャワーで優しく洗い流してくれました。
白衣装に着替えさせてもらって棺に入れられるまで、そこには亡くなった人と遺族と納棺師だけの不思議な空間がありました。
映画同様、お葬式って笑いと悲しみが背中合わせというか、私たちも何度か笑ってしまうところがありましたよ。
例えば、納棺師の方がおじいちゃんの口の中に綿を詰めて顔の形を整えてくれたとき。
綿が多すぎて、94才で亡くなったおじいちゃんなのに5、60代になっちゃった!!
思わずみんな「ブッ!」と噴出したよ。(その後綿を減らしてもらったケド。)
悲しい涙を流したあと、笑ったり、そしてまたウルウルしたり・・・と忙しいかったです。



で、映画ですが、期待が大きかったのかな〜わたし。
結構涙もろい方なんですが、この映画を見ても泣けませんでした。
もちろん面白いしイイ映画なんですが。なんでだろ。
石のエピソードや父親の死などがとってつけたようだからか!?
良かったのは奥さんを亡くした山田辰夫さんのシーンと、火葬場職員だった笹野高史が棺の吉行和子を送るところかな。
あと山崎努の雰囲気好きです。


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しかし広末の演技はどーにかならんかね?気になって映画に集中できないほどだよ。(TT)


彼女のシーンになると毎度ハニ夫と顔を見合わせちゃったっス。