今日は暑いので外に出るのはやめた。
で、クーラーのきいた家でりんりんとゆっくり音楽を聞くことにした。
ジャンル問わず、ロック・ポップス・ジャズ・オペラ・ミュージカル・ソウル、なんでも好き。
今日はゴスペルにしよう。
暑い日にゴスペル・・・うーん、あつい。

アレサ・フランクリンの「To Be Young,Gifted And Black」は名曲。だと思う。
ゴスペルを聞くと気分は黒人。
りんりんと一緒に体をゆらす。(←あやしい親子・・・)

以前何度かNYのハーレムの教会にゴスペルを聞きに行ったことがある。
正装した黒人の老若男女がずらりと座っている。
なぜか白いナース服に頭に白いナース帽をかぶった看護婦たちもいる。
なぜ看護婦?の疑問も演奏が始まると解決した。
ゴスペルを聞きながら興奮した信者たちが続出するのだ。
突然立ち上がり、右手を挙げながら小刻みに行進する者、「エイメン!エーイメン!」と叫ぶ者、「ジーザス!」「ガーッ!」とあちらこちらから掛け声がとぶ。
ステージの横にはちょっとしたスペースがあり、トランス状態に入った人たちが踊りながら集まってくる。
失神者が出ると、周りのナースたちがばばっと来てばばっと連れて去って行く。
す、すごいすごすぎる。
あのちょっとしたスペースはトランス広場!
一緒に行った高校時代の友達ガッタ(女・独身・ピアノ講師・フェラチオフェラーリと呼ぶ女)も立ちあがりノリノリだ。
確かにこれでは日本人でもじっとしてられない。
しかしヨーロッパから来た観光客たちは「シラ〜」とした冷めた目で観察している。
自分たちの宗教、宗派があるからでしょうか・・・。
一番すごいと思ったのは管楽器だけのゴスペルをする教会。
ぼろくて狭い教会だが一番熱かった!
今まで経験したことのないヴァイブレーション。
私も初めて半分トランス状態になった。(その後長時間の陣痛で再度トランス状態を経験するが・・・。)

ハニ夫と一緒に行った教会はいまいちノリが悪かったな。
音楽もお行儀が良すぎた。
帰り際、隣の黒人青年が右手をだして、「あなたがたと素敵な時間を共有できたことを神に感謝します。」というようなことを言った。
うーん、彼は立派な信者ですね。

これらのハーレムのゴスペルに影響されたか、私もゴスペルを習ってみた。(妊娠発覚後辞めたケド。)
教室のみんなは結構ウマい。
めちゃくちゃいい声のおじさまもいておもしろかったな〜。
Zepp Tokyoでのコンサートに出たのもいい思い出。
さっきりんりんに、ゴスペルの発表会のときに私が歌ったゴスペルの定番「Oh Happy Day」のCDを聞かせてみた。
「あ、ママだ。」とわかったようだ。音外してるけど。
ついでにこの発表会の時の写真も見せてあげた。
たった一言、「誰の結婚式?」と聞かれた・・・。
余興と勘違いされたらしい。
そうだよね、ママ、黄色のアフロのカツラ被ってるもんね・・・。
その後ろにはうさぎの耳付けた人もいるもんね・・・。
ソウルフルともスピリチュアルともかけ離れた和製ゴスペルであった・・・。